ボンテラン工法
- 目次
- ・ボンテラン工法とは
- ・MT材とは
ボンテラン工法とは
ボンテランとは、フランス語で「良い土質学上の土」という意味です。
従来盛土としての使用が不適とされていた泥土に、繊維質系泥土改良材「ボンファイバー」と固化材を投入・攪拌することにより、取扱性の向上(ハンドリング)・高耐久性および地震対策等の機能を付加して、これらを積極的に地盤材料に再資源化する工法です。
科学的な仕組み
①高含水比状態
②ボンファイバーでの自由水の吸水
③固化材による架橋・吸着
④団粒化
作業の流れ
①高含水泥土発生
②ボンテラン攪拌槽へ投入
③泥土量検収
④ボンファイバー投入
⑤泥土とボンファイバーを攪拌
⑥固化材投入
⑦固化材投入後最終攪拌
⑧処理後改良土
⑨搬出
主な実績
広島県運転免許センタートライアルコース復旧
太田川林業地基幹線林道路肩改良
県営ため池等整備事業菅田大池地区実施設計業務
馬洗川左岸鵜飼乗船場ワンドの浚渫泥土処理
ボンテラン工法の様子
MT材とは
泥を搬出するために開発された新しい改良剤のことです。
建設現場から発生した泥はセメントや石灰で固化して搬出か、泥土をバキューム車で吸引してから搬出する方法しかありませんでした。しかし、MT材の登場で、時間と費用を抑えた泥土搬出が可能となりました。
MT材のメリット
- 業務効率アップ
攪拌開始から15分後には泥土の搬出が可能です。 - 経費削減
MT材を使用した泥土は、ノーマルトラックで搬出が可能です。
バキューム車を使用しないため、費用を抑えることができます。
MT材を使用した泥土搬出の様子